Japan Swim Short 2005
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第80回大会プレビュー
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選手インタビュー
柴田亜衣

所属:チームarena
出場種目:200m・400m・800m自由形
アテネ五輪:800m自由形金メダル
――昨年のアテネオリンピックで金メダルを獲得するまで、柴田選手は驚異的な勢いで記録を伸ばしてこられました。オリンピックという大舞台に向けて、あれだけ順調にレベルアップを図ることができたのはどうしてですか?
柴田「2003年の世界水泳を終えるまでは、ただ漠然と“オリンピックに行けたらいいなぁ”と思っていました。でも、オリンピックという夢を現実の問題として意識できるようになって“絶対に行きたい!”と気持が変わりました。漠然とした夢が具体的な目標へと変わったことで、どんなキツイ練習にも耐えることができるようになって、どんどんレベルアップできたんだと思います。自分の泳ぎには何も変わったところは思い当たらないので、やはり気持の変化が大きかったのだと思います」
――金メダリストになったことで、変わったと感じることは何でしょう。
柴田「オリンピック前は、オリンピック出場の夢をかなえたら水泳をやめようと思っていました。大学も最終学年だし、いい区切りだと。でも、金メダルをとったら、まだ日本新も出したことないし、日本一になったこともないということに物足りなさを感じてしまったというか、やり残したことがあると気付いてしまった。世界には私より速いタイムで泳ぐ人がいるということも改めて感じさせられたので、水泳を続けようと決心しました。この決心がわたしにとってはいちばん大きな心境の変化です」――これまで、水泳選手として転機(ターニングポイント)となるような出来事はありましたか?
柴田「やはり2003年の世界水泳ですね。私は400m、800m、1500mの3種目に出場したのですが、結局全部予選落ちして、決勝をスタンドから見ていたのです。それがすごく悔しかった。さらに、北島選手が世界新を出す姿を間近に見て、私もこのままではいけないと思ったのです。あのときの悔しさと、私だってという気持から“絶対にオリンピックに行ってやる!”という強い思いが生まれたのだと思います」
――“アテネオリンピックが終わったら、これをしたい!”と思っていたことはありますか?
柴田「練習練習の毎日だったので、とにかく友だちと遊びたいと思っていました。だから、オリンピックのあとは、仲のいい友だちといっぱい遊びました。あと、金メダルとったおかげで、DA PUMPの皆さんに会えたのです! あのご褒美がいちばん嬉しかった(笑)」
――今回の日本選手権には、どんな目標をもっていますか? ファンの皆さんに、「こんなところを見てほしい」というポイントがあれば教えてください。
柴田「400mと800mでは、とにかく積極的なレースをして日本新を出したいと思っています。最後まであきらめない、粘り強いレースをするつもりですので、そのへんを見ていただけると嬉しいです」
――400m、800mなど長いレースの最中、どんなことを考えながら泳いでいるのですか? 「それがわからないのです。いつもレースのあとは何も覚えていないのです」
――日本中のたくさんの子どもたちが柴田選手にあこがれて水泳をしていると思います。彼らに向けて、「こういう気持でがんばれ!」というメッセージをお願いします。
柴田「私は高校生のころまで、それほど速い選手ではありませんでした。水泳が好きで、大学で一所懸命練習したおかげでオリンピック選手になれて、しかも金メダルまでもらうことができました。だから皆さんも絶対にあきらめないで、水泳を続けてください。“もうダメだ‥‥”と思ったら、そこで終わりだと思います。自分はもっと速く泳げる、自分はもっと頑張ることができるはずだという信念を持って、自分とコーチの力を信じて練習を続けてください。頑張った分だけ、すばらしいご褒美をもらうことができると思いますから」
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