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注目選手紹介
中村 礼子

所 属

東京SC

種 目

背泳ぎ

文・折山淑美

 06〜07年、中村は大きな脱皮を果たした。06年日本選手権で、彼女がアテネで出した200m2分09秒88の日本記録を、伊藤華英に0秒73更新されたのがキッカケだった。
「その時は何も思わなかったけど、実家に帰って父親にビデオを見せられたら表彰台の私が悲しそうな顔をしてたんで……。それで悔しくなったんです」
 こう言って苦笑する中村は、8月のパンパシ水泳では初めて前半の100mを1分2秒台で入り、2分08秒86の日本新をマーク。翌年3月の世界水泳では、100mでは予選自己新を連発し、決勝は1分00秒40の日本新で銅メダルを獲得。200mでも準決勝、決勝と日本新連発で、記録を2分08秒54まで引き上げた。
 快進撃はそれだけで終わらなかった。帰国して3日後からの日本選手権でも、100mで1分00秒29の日本新をマークするタフネスぶり。柴田亜衣に「私もあんなスタミナが欲しいですよ」とため息をつかせるほどだった。
 更なる進化を遂げた今年、中村は2月の競泳ジャパンオープン200mで2分03秒24の世界記録を樹立した。だが世界は長水路でも記録ラッシュ。100mは59秒21の世界新を出したコグリン(アメリカ)など、4人が59秒50以内で泳ぎ、200mもコベントリーが2分06秒39の世界新をマークしている。
「長水路では差はあるが、諦めなければ日本人でも今回のように世界記録を出せるから」 脱ブロンズコレクターへの意欲は高まっている。

 

※写真は競泳ジャパンオープン2008より

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