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頭にペットボトルを乗せて泳いでも落ちることがない、軸が安定した柔らかな泳ぎ。その才能を注目されていた入江が表舞台へ飛び出したのは、06年12月のアジア大会200mだった。9月に1分57秒17のアジア記録を出したばかりの中野高らに競り勝ち、日本勢としては同種目20年ぶりの優勝を果たしたのだ。
その記録1分58秒85は自身が持つ日本高校記録を更新するだけでなく、世界水泳派遣標準記録IIを上回るもの。4ヵ月前のパンパシ水泳で記録を突破できず、世界水泳代表を逃して流した悔し涙を、遅れたとはいえど吹き払うことができた。
それからの彼は吹っ切れた様に記録を伸ばし始めた。07年4月の日本選手権でも自己ベストを更新すると、8月の世界競泳では日本歴代2位になる1分57秒30をマークして優勝を果たした。そして五輪イヤーに入った今年の1月27日には、コナミオープンで1分56秒53の日本新記録を出すまでに成長した。
その記録は、ヨーロッパ選手権終了時点での08年世界ランキングは3位だが、07年世界ランキングでは5位に相当するもの。
「バサロを強くするのが課題だけど、タイム的に伸びシロがないとは思わない。日本選手権では1分55秒台を狙っていきたい」
という入江。アジア大会や世界競泳優勝の自信を糧に、日本選手権も平常心で臨めれば……。一気にメダル争いへ名乗りを上げ、日本男子次代のエースへと成長して欲しい。
※写真は世界競泳2007より
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