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佐藤は日本水泳界にとって期待の星である。長らく、通用しないと諦める様な気持になっていた“競泳の華”ともいえる100m自由形で、世界の背中を追い始めた存在だからだ。
高校2年まで個人メドレーをメインにしていた佐藤は、自由形を専門にするやいなや頭角を顕してきた。大学1年になった05年日本選手権100mで2位になって、世界水泳の初代表に。本番の100mこそ予選26位に終わったが、第4泳者として泳いだ4×100mリレーのラップは48秒53。スタート時のリアクションタイムを考えれば、49秒2は確実に出せる泳力を見せた。そして9月のインカレ水泳では400mリレー予選と、100m決勝で49秒73、49秒71と日本記録を連発して日本選手初の50秒突破を実現。世界水泳の泳ぎがフロックではなかったことを証明した。
06年は体調不良で日本選手権6位で国際大会の代表はなれず。その悔しさをバネにした07年は、4月の日本選手権で49秒32の日本新をマーク。7月に肩を痛めたのをキッカケに、ストレートアームに泳法を改造すると、8月の世界競泳で49秒22を。9月のインカレ水泳ではそれを48秒91まで引き上げたのだ。
この記録は07年世界ランキング15位だが、100m自由形への夢だけでなく、メドレーリレーでの銀以上への期待も広がるものだ。
そんな彼に今要求されるのは、狙った大会で結果を出すことだ。派遣標準48秒88を突破しての優勝が、世界へ向けての第一歩になる。
※写真は競泳ジャパンオープン2008より
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