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昨年の北京五輪、200mバタフライ決勝を終えた松田は、自らが出した1分52秒97に驚いていた。「1分52秒台は目標にしていたけど、実際に出せるとは思ってはいなかった…」と。
前日の準決勝で1分54秒02のアジア新記録を出した彼は、決勝でのメダル圏内を1分53秒台前半と考えていた。ラースロ・シェーと競り合いながら、隣のレーンを泳ぐ怪物マイケル・フェルプスの足を追いかけたレース。3位になった松田は、4年前のアテネ五輪が終わって以来狙いを定めていた五輪のメダルとともに、遠い目標だった1分52秒台という記録も手にしたのだ。
関係者への挨拶回りや大学院の修士論文の作成などに忙殺される長いオフを終えた松田は、社会人スイマーとしてプールへ戻ってきた。2月の日本短水路選手権200mバタフライは金田和也に敗れる2位に止まったが、次へ向けては「1年1年が勝負!」と心は決まっている。
「次の五輪を考えれば、世界は1分50秒台になっていそうな気もします。そこを目指していく中で、フェルプスとの差をどう詰められるかというのも楽しみですね」
とりあえずは400m自由形と200mバタフライで記録を上げていき、最終的には200mバタフライのスペシャリストになりたいという松田。北京の銅を超える新たな目標へ向かっての戦いが、09年日本選手権から始まる。
※写真は競泳ジャパンオープン2009より
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