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100m自由形48秒91のアジア記録保持者である佐藤は、日本水泳界が期待を寄せるスイマーのひとりだ。現在の日本男子が世界に最も遠い自由形短距離種目。その差をどこまで縮められるかを問われる短距離陣のリーダーとして、自他ともに認める存在だからだ。
昨年の北京五輪、第2泳者で出場した最初の400mフリーリレーは、チームは日本新記録をマークしたもののラップタイムは48秒82。2日後の100m自由形は、自己ベストに遠く及ばない49秒85で予選40位の惨敗した。そして400mメドレーリレー予選でも、チームは予選3位で決勝進出を果たしたが佐藤のラップタイムは48秒87と、エースの役割を十分に果たしたとは言えないものだった。
だが「予選を48秒5以内で泳がなかったら坊主なる」という北島康介との約束通りに、坊主頭で姿を見せた決勝は違った。藤井拓郎から2位で引き継ぐと、オーストラリアのサリバンには交わされたが、48秒35のラップでロシアの追撃を振り切って3位を堅持したのだ。
最後の最後で力を出し切って手にしたメダル。彼はチームメイトなど、多くの人のために泳いだ自分を実感しただろう。“自信”という大きな財産を得ることができた北京からのスタート。まずは、07年に出した日本記録を更新することが新たな出発点になるはずだ。
※写真は世界競泳2007より
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