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注目選手紹介
立石 諒

所 属

キッツウェルネス藤沢

種 目

平泳ぎ

文・折山淑美

 06年10月の国体で北島康介が持っていた200m平泳ぎの2分12秒33の高校記録を更新し、“ポスト北島”の一番手と期待された立石諒だったが、その後は足踏みをした。07年日本選手権は北島に次ぐ2位ながらも平凡な記録に。8月の世界競泳でも100mでは自己ベストを出しながら、200mでは1年前の記録を更新できずに終わってしまった。
 その悪い流れが、北京五輪代表の座がかかった昨年の日本選手権にも影響したのだろう。決勝で2分10秒33と、派遣標準を上回る記録を出しながらも、先行した末永雄太を捕らえきれずに3位となり、僅かな差で五輪を逃したのだ。
 だがその苦く、悔しい経験は彼をひと回り大きくさせた。国体終了後に自分を取り戻した立石は、練習量をそれまでより増やし、ロンドンまで3年計画の体作りを始めようと、ウエイトトレーニングにも取り組み出した。 その成果が2月の日本短水路選手権でいきなり出た。100mでは昨年の大会で北島が「けっこうレベルが高いですよ」と自画自賛していた57秒62を上回る57秒55。200mは北島の記録を1秒以上上回り、エド・モーゼス(アメリカ)の驚異的な世界記録に0秒88まで迫る2分03秒88という見事な記録を叩き出したのだ。「代表争いは2分9秒前半から8秒台に突入すると思うから、それを目標にする」という立石。長水路でも“北島超え”の第一歩を踏み出せるかが注目だ。

 

※写真は競泳ジャパンオープン2009より

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