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04年アテネ五輪終了直後から目標にした五輪のメダル。4年後の北京五輪銅メダル獲得でその目標を達成した松田だが、09年もその歩みを緩めなかった。
五輪で念願のメダルを獲得した満足感は大きかった。その代償として残った心と体に溜まった疲労を抜くことに苦しんだ。さらには各種の行事などに忙殺され、09年の始動は遅れた。4月の日本選手権では世界選手権の代表権こそ手にしたものの、かつてのような勢いのある泳ぎにはほど遠かったのだ。
だが7月の世界選手権では違った。大会初日の400m自由形こそ記録を伸ばせず15位に沈んだが、自ら専門種目と意識する200mバタフライは、準決勝でマイケル・フェルプス(アメリカ)を0秒13上回るトップタイムで決勝進出。決勝では終盤に失速して3位となったが、中盤までは怪物・フェルプスに敢然と挑む積極的なレースをしたのだ。
北京五輪に続いて表彰台に立った松田は、世界の200mバタフライでの自分の地位を確立し、ロンドンへ向けての意欲も膨らませた。
11月にはW杯にも遠征した彼は、今年初戦だった1月のコナミオープンでも200mバタフライと200m自由形で優勝と意欲的なシーズンインをした。だが、「あまり得意ではない」という2月27日からの日本短水路選手権は、400m自由形こそ貫祿を見せつけて優勝をさらったが、200mバタフライでは佐野秀匡に敗れ、金田和也と同タイムの2位に止まった。それでも「泳ぎ自体は良かった」と明るい表情を見せる。
そんな松田が自らを厳しく追い込む練習で、どこまで仕上げてくるか。
新しい水着規制ルールで世界の戦いは再スタートになったといえる状況だ。その中で彼がどんなタイムを叩き出して、打倒・フェルプスヘの道を再び歩み出すのか。彼の強靱な心とプライドを、日本選手権では確認したい。
※写真は競泳ジャパンオープン2010より
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