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昨年の日本選手権で50mと100m、200m背泳ぎで3冠を獲得して見事な復活劇を果たした寺川だが、7月の世界選手権では200m8位入賞が最高と悔しさを味わった。
だがその悔しさは、長い間“強い日本女子背泳ぎ”の一翼をになってきたプライドに火をつけたはずだ。それまでは「まだわからない」と話していたロンドン五輪への気持も、「狙いたい!」という強いものになったのだろう。
その強い気持は昨年11月のヨーロッパ遠征で、50mの短水路日本記録の樹立につながり、200mでは09~10年短水路世界ランキング3位の記録を出させる原動力になっている。
2月の日本短水路選手権でも彼女は、100mと200mでは酒井志穂や中学生の神村万里恵に遅れをとったが、50mでは09年世界選手権50m背泳ぎ銅メダルの高暢(中国)に次ぐ、日本人トップの2位になった。
初出場だった01年世界選手権も200mの代表で、04年アテネ五輪も200mで8位入賞を果たした彼女は、200mが得意というイメージが強かった。だが本人は「50mが一番好きですね。ひとつのミスも許されない種目だから」と、自らをスプリンターと自認する。
ロンドンへの道を考えれば、自身が今日本記録を保持している50mにさらに磨きをかけて、それを100mにつなげて勝負したいというのが本心だろう。
高地合宿も順調でいい状態に仕上がっているという寺川の日本選手権の見所は、酒井志穂と対決する100mだ。彼女の意地に注目だ。
※写真は競泳ジャパンオープン2010より
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