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予想会

競泳ジャパンオープン2010
第51回日本短水路選手権水泳競技大会
予想会

財団法人 日本水泳連盟
会長 佐野 和夫

本日は予想会にお越しいただき、ありがとうございます。オープン大会の形式になって数年経たこともあり、この大会が国際的に認知されてきました。今年度は、例年以上に海外トップ選手が参加してきます。皆様方には、この大会を盛り上げていただきたく、ご支援の程よろしくお願いいたします。


財団法人 日本水泳連盟 常務理事
大会実行委員長 安部 喜方

今大会は、日本を含めると28フェデレーションの参加、(海外参加選手団と日本招待選手は)のべ選手106名・オフィシャル72名/合計178名と、例年になく参加選手団の数が増えております。10月開催予定のFINA競泳ワールドカップのシュミレーションも兼ねており、FINAのTSC委員長であるアメリカのキャロル・ザレスキーさんが、テクニカルデレゲートとして参加されます。通告はカナダのクリス・ワトソンさん、海外派遣審判は3名、ウズベキスタン、グアム、シンガポールから参加されます。
 
また、招待選手がいる国は、中国をメインに、デンマーク、スウェーデン、アメリカ、スペイン、ドイツ、南アフリカ、リトアニア、セルビアとなります。特にセルビアの選手は、ローマの世界水泳女子200m平泳ぎで優勝した強豪選手です。今回はA招待となる世界選手権・オリンピックのメダリストが16名、(同じくファイナリストの)B招待が5名の計21名の招待選手が参加します。


財団法人 日本水泳連盟
常務理事、競泳委員長 上野 広治

この大会も世界から認知されてきており、多くの海外選手が参加してきます。一方、大会参加だけでなく、事前の合宿にも数名の選手が参加しています。スペインのアシュイン選手や、また南アフリカのキャメロン選手などは、平井コーチのチームに入って練習しています。大会の事前合宿に世界トップ選手が参加している状況は、競泳委員長という立場で歓迎しております。
 
(日本選手の)事前の強化として、2月8日から18日まで、JISSとグアムで合宿を実施しています。この合宿は、4月の日本選手権を睨んでのものとなっております。JISSでの合宿は人数も少なく、スムーズに進んでいると見受けられます。今大会で(日本選手権に向けて)勢いをつけるという意味でも、(本大会を)どうのようにさじ加減をするかというのが、コーチの中に見受けられます。なお、合宿には参加していましたが、内田翔選手が手首を痛めているということで、残念ながら今大会は棄権します。その他は問題があるという選手は連絡が来ておりません。
 
昨年末の国際大会は、選手は新ルールで出てくるかと思われたのですが、旧ルールのままで参加した選手が多く、意外と最後まで短水路の世界記録が出ています。年が明けて新ルールとなり、が参加国数の多い国際大会として、この大会が世界から注目されるのではないかと考えております。(国内でも)1月に短水路、長水路いくつかの大会がありましたが、非常に沈滞ムードのある大会でした。日本水泳連盟としては、現場、競技運営側、そして今日お願いしたいのは、マスコミ側という立場で、水着が変わったなかで、大会を盛り上げていくということを、心がけていかなければならないと思います。いかに水着が変われども、選手である以上、自己ベストの更新というものを目標に取り組んでくるわけですから、どこかで突破口が出てくることによって、次に続くのではないかなと思っております。この大会でも一人でも、そういう選手が出てくれば突破口になってくるのではないかと希望する次第です。
 
そういう点でも現場、競技運営側、マスコミ側ということで、ついつい水着の質問が多くなるということでなく、この新しいルールのなかで、世界の選手を迎えての勝負に注目をしていただければと思います。当然、記録が出るに越したことはないのですが、どこかで突破口が切り開いていかないと、(記録は)出てこないのではないかと思っております。その点では、関西選手権で入江陵介選手が100m背泳ぎを53秒3で泳いだ、という点については、今大会でも期待できるところだと思います。水着ルールが変わった現在、海外の招待選手や酒井志穂選手など短水路世界記録ホルダーがいる中で、4月の日本選手権に向けて、誰が生き残っていくのか、今大会の一つの目安になると思っております。
 
海外の招待選手も、この大会にピークを持ってくるというわけにはいかないですが、ある面、賞金大会ということで順位等を優先して臨んでくるのではないかと思います。誰もが自己ベストを出すという気持ちで大会に参加してきますので、一人でも二人でもそういう選手が出てくればなと。そういう観点で大会を見ていただければなと思います。


■質疑応答
 
-水着が変わったことで選手に影響は?
 
上野:基本的に足の強い選手は、そんなに影響はないかなと。短水路の場合、ターンのたびに加速もつくし、休憩もできるということを考えますと、長水路のほうが(影響が)如実に出てくるかなと思っております。ある面、2007年あたりの自己ベストと比較しながら、考えていくかなと思っています。その点で、関西選手権での入江選手の53秒32、1分55秒台というのは、合宿明けですが、強化が順調で非常に期待できる記録ではないかなと思っております。
 
-内田選手のケガの状態は?
 
上野:右手ですね。剥離骨折ということで。18日付けで所属チームから不参加という申し出が実行委員会に来ています。ただし、18日までの合宿には参加しています。
 
-大会で海外選手が優勝した場合の日本人選手の位置付けは?
 
安部:海外選手が優勝した場合でも、順位はそのままです。1位、2位、3位、決勝進出者も日本人選手と同じ扱いになります。シンクロのような形(日本人選手のみの順位も決定)にはしません。
 
上野:競泳の場合、海外選手が優勝したという記録がプログラムにも残っています。オープン大会の場合、日本人選手が一人も決勝に残れないという状況があります。通常決勝だと1国2名です。そういう制限もつけていないという点では、今回は中国の動向を見るべきだと思います。特にローマの世界選手権で非常に活躍したということ、これは世界でも注目されると思います。その後、中国は4年に1回の大運動会を行なっています。その後、アジア選手権、東アジア、さらに年末年始の高地トレーニングを行ないながら、継続的に強化を行っています。(東アジアでは)日本と金メダルがひとつしか違わなかったという反省から、地元開催である広州でのアジア大会へ向けての通過点として(今大会に)来ています。今大会の中国のエントリーを見ていますと、特に女子は短水路といえども活躍または仕上がり状況というのは着目しているところです。男子に関しては自由形だけですね。参加人数は去年が一番多かったですね。ただ外国選手からすれば、これだけの賞金を出している大会は他にないと思います。
 
-賞金の詳細は?
 
安部:賞金は、1位は10万円、2位は5万円、3位は3万円。男女とも最優秀選手は100万円ずつ、世界新記録については200万円でございます。以前は中西悠子さんと中村礼子さんが200万円、この大会で世界新記録を樹立しました。あと、日本人選手の最優秀選手には、男女ともJOCカップが授与されることになります。
 
上野:くどいようですが、現場、指導者の側が選手を盛り上げていかないと、選手の側がどうしても沈滞ムードになるっていうことは反省してきてますので、4月の日本選手権に向けて盛り上げていこうと。そして突破口になるような選手を一人でも出していこうと。それは競技委員会にも協力していただきながら、大会を盛り上げていこうと考えております。
 
正直、世界との比較は、今年は厳しいかなと考えております。来年の世界選手権、ここがオリンピックの前年になりますが、日本人選手の位置づけ、何位かということは、そこまで先に伸びると思います。この新しい水着のルールが日本人に有利であったかということは、そこまでわからないと考えております。日本の水泳界のことを考えると、周りのサポートは重要じゃないかなと。常に懸念するのは日本新記録ゼロ、大会新記録ゼロということが大きく出てきてしまいますと、水泳自体の盛り上がりが、非常に低迷してしまうのではないか。是非とも盛り上げていただければと思います。
 
安部:最後に、アメリカのランドル・バル選手が、(資料には掲載されていませんが)遅れて背泳ぎにエントリーしました。現在FINA Webでは、ペンディングでクロアチアの選手が掲載されていますけども、世界記録を持つランドル・バル選手が、追加で出場いたします。なお、この大会は、全ての選手が新しい水着を着用して、大会に臨みます。また招集所で水着のチェックを行ないます。

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